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レーザー治療について

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LANAP
Laser Assisted New Attachment Procedure

LANAPとはレーザーを用いた「新付着術」です。ENAPに近い理論に基づき、メスではなくNd:YAGレーザーを使用し、罹患上皮内層歯肉を最小限度で除去を行います。Nd:YAGレーザーの特徴である黒色物質への吸収と専用の超音波チップを使い、歯周天然組織を残し、歯槽骨の再生までを視野に入れた治療法で、これまでは抜歯対象と言われた歯も機能的に保存できる可能性が広がって参ります。この再生に関してはLAR(Laser Assisted Regeneration)としてLANAPと共にFDA(アメリカ食品医薬品局)に認められた考え方です。

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【LANAP=LAR プロトコル】

  • ・天然歯の組織を残し、感染組織を狙ってピンポイントで除去を行う。
  • ・歯槽骨縁組織の高さを維持する。
  • ・創傷治癒と再生(Tissue Regeneration)を実現するために血餅を作り清潔で閉鎖された再生の為に最適な環境を作り出します。

【患者様の受ける通法治療と比較したメリット】

  • ・痛みの軽減、出血の軽減、腫脹(腫れ)の軽減
  • ・骨縁組織の損失が最小限度で、知覚過敏等になりにくい
  • ・術後の回復が早く、手術を受入れやすい
  • ・機能的な歯列の回復
LANAP

【治療プロトコル(術式)】

  • A.歯周プローブにてポケット深度を測ります
  • B.レーザーにて選択的に歯周病原細菌やエンドトキシン、歯周ポケット内縁上皮の感染層をタンパク凝固、蒸散させ歯肉縁下歯石を術者に伝えます。
  • C.LANAP専用に設計されたチップを使い超音波スケーラーにて歯肉縁かの根面に付着した歯石を取り除いていきます。
  • D.歯槽骨を再掻爬し形成する事で新たに鮮血、幹細胞、そして成長因子を放出させ、血管新生を促します。
  • E.レーザーはフィブリン血餅を生成し、成長因子を活性化させ、遺伝子発現を調節します。
  • F.上皮細胞の付着喪失を新生面が出現した歯根面に対して付着状態に戻す。赤血球、繊維が細胞、間葉系幹細胞、成長因子が欠損部に充満され安定的なフィブリン血餅で歯肉溝を閉鎖空間にします。
  • G.咬合性外傷は過度な接触を改善し、受動的萌出状態に導きます。
  • H.True Regenerationにて新生セメント質、新生歯根膜、そして新生歯槽骨が再生されていきます。

LAPIP
Lasser Assisted Peri-Implantitis Procedure

LAPIPとはインプラント周囲炎におけるNd:YAGレーザーを用いた治療方法です。Nd:YAGレーザーと専用の超音波チップによって、炎症を起こしたインプラント周囲粘膜組織の除去を行い、インプラント周囲組織を再構築する事を目的としております。

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【LAPIPプロトコル】

  • ・天然組織を出来る限り残すために、感染した粘膜組織をNd:YAGレーザーを用いて最小限度の除去で処置を行う。
  • ・専用の超音波スケーラーチップでインプラント体に付着した歯石を除去していく。
  • ・骨縁組織の高さを維持する。
  • ・LANAPと同様に血餅を作り閉鎖された清潔な環境を作り出すことにより、インプラント周囲の骨量を増加させる事を目的とする。
  • ・粘膜表層にある感染したチタニウム残渣を取り除く。

【患者様の受ける通法治療と比較したメリット】

  • ・感染した粘膜組織を除去できる
  • ・痛みの軽減、出血の軽減、腫脹(腫れ)の軽減
  • ・早急に対処でき、天然粘膜組織を残した低侵襲瀬な治療が可能
  • ・これまでと比較して早期の治癒が見込める
  • ・これまで撤去して再植しか方法の無かった症例への希望
  • ・インプラント周囲の骨再生が見込める
LAPIP

【治療プロトコル(術式)】

  • A.歯周プローブにて骨欠損部までの深度を測ります。
  • B.レーザーにて選択的にエンドトキシン、歯周病原細菌、感染性上皮内層、不良肉芽、感染性タンパク変性層、そして汚染されたチタニウム片を取り除いていきます。
  • C.専用設計のチップを取り付けた超音波スケーラーでインプラント表面から歯石とセメント残渣を取り除きます。
  • D.歯槽骨を再掻爬し形成する事で新たに鮮血、幹細胞、そして成長因子を放出させ、血管新生を促します。
  • E.レーザーはフィブリン血餅を生成し、成長因子を活性化させ、遺伝子発現を調節します。
  • F.辺縁軟組織を清潔なインプラント体表面に上皮性付着をするように圧力をかけ、赤血球、繊維が細胞、間葉系幹細胞、成長因子が欠損部に充満され安定的なフィブリン血餅で歯肉溝を閉鎖空間にします。
  • G.咬合性外傷は過度な接触と同様を改善します。
  • H.インプラント周囲の骨再生を促します。
VAPS
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LANAPおよびLAPIP以外でも、Nd:YAGレーザーを用いた下記のような歯科治療のために応用可能です。

  • ・LARIP
  • ・LANAPにおける止血
  • ・LANAPにおける歯石除去の補助
  • ・膿瘍切開
  • ・膿瘍ドレナージ
  • ・小帯切除
  • ・歯肉切除
  • ・通常止血
  • ・口内炎
  • ・生体検査における切開及び切除
  • ・衛生的なキュレッタージ
  • ・歯肉溝内デブライドメント
  • ・軟組織形態修正
  • ・トラフ
  • ・歯冠長延長術
  • ・繊維腫除去
  • ・根管内殺菌
  • ・象牙質エッチング
  • ・その他
  • ・機能的な歯列の回復