LANAPとはレーザーを用いた「新付着術」です。ENAPに近い理論に基づき、メスではなくNd:YAGレーザーを使用し、罹患上皮内層歯肉を最小限度で除去を行います。Nd:YAGレーザーの特徴である黒色物質への吸収と専用の超音波チップを使い、歯周天然組織を残し、歯槽骨の再生までを視野に入れた治療法で、これまでは抜歯対象と言われた歯も機能的に保存できる可能性が広がって参ります。この再生に関してはLAR(Laser Assisted Regeneration)としてLANAPと共にFDA(アメリカ食品医薬品局)に認められた考え方です。
LAPIPとはインプラント周囲炎におけるNd:YAGレーザーを用いた治療方法です。Nd:YAGレーザーと専用の超音波チップによって、炎症を起こしたインプラント周囲粘膜組織の除去を行い、インプラント周囲組織を再構築する事を目的としております。
LANAPおよびLAPIP以外でも、Nd:YAGレーザーを用いた下記のような歯科治療のために応用可能です。